Q.固定荷重と風荷重について教えてください
JIL1003:2009では、固定荷重と風荷重に対して下記のように定めています。
■ 固定荷重
ポールに添加される種々の器具の、重量による荷重であり、その特徴は静的な鉛直下向きの荷重規格値のある場合はその値とし、無い場合は材料の密度や単位体積重量(又は単位面積重量)に体積(又は面積)を乗じて計算する。
■ 風荷重
風荷重は、下表に示す設計風速による風圧力とする。
設計風速 m/s | 適用すべきポールの条件 |
---|---|
60 | 一般の場合 |
(備考)
- 地域、設置条件などにより設計者又は制作者と、使用者又は設置者の間で、設計風速について取り決めがある場合はそれを採用する。
- 照明器具などの付属物を含めたポール全体の高さが6m以下のものについては設計風速40mを採用してもよい。ただし建物の屋上、山稜、橋梁及び沿岸部などに設置される場合を除く。
- 沖縄県、離島等に設置される場合で、一般部に比較して、明らかに強風が吹く地域と判断される場合は、建築基準法施行令、建築物荷重指針等を参照し、地表面の状況により速度圧の割増しを行ことが望ましい。ただし、その際の速度圧は設計風速60m/sによって計算した値を下限値とする。