Q.風圧は必ず60m/sで設定するのですか?

設計風速は、基礎のサイズや使用材料、市街地状況を考慮して条件が緩和される場合もあります。
具体的には、条件によっては道路灯50m/s、公園灯40m/sが可能です。
L1003:2009では、設計風速は次のように定められています。

設計風速(Vcr)はVcr=60m/s とする。
地域、設置条件などにより設計者または製作者と、使用者又は設置者間で設計風速について取り決めがある場合は、それを採用する。
沖縄、九州の一部及び離島に設置される場合で、一般に比較して明らかに強風が吹く地域と判断される場合は、建築基準法施行例、建築物荷重指針などを参照し、地表面の状況により速度圧の割増しを行うことが望ましい。
橋梁又は高架部で設置高さが高い場合は、同様に速度圧の割増しを行うことが望ましい。
ただし、その際の速度圧は、設計風速60m/sによって計算した値を下限値とする。
附属物を含めポールの高さが6m以下のものについては設計風速40m/sを採用してもよい。
ただし、道路に設置する場合は設計風速50m/sを下限とし、建物の屋上、山稜、高架、橋梁及び沿岸部などに設置される場合は60m/sとする

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