Q.照明用ポールの強度計算の指針となるJIL 1003:2009とは?

一般社団法人日本照明工業会(JLMA)による「照明用ポール強度計算基準」規格がJIL 1003です。 照明柱の強度計算の指針を明記したもので、高さ14m以下のポールに対し、風圧による強度計算を行います。 最新の改正は2009年に行われており、JIL1003:2009が最新となります。当社では、JIL規格に則り、ポールの強度計算を行っております。

■ 適用範囲

この基準は、鋼製およびステンレス鋼製照明用ポール(以下ポールと言う)ならびに接合材の風荷重、固定荷重に対する強度計算に適用する。ただし、照明器具などの付属品も含めた全体の高さが、14m以下のポールに適用する。 (JIL1003:2009より引用)

この基準から外れるポールについては、建築基準法や関連ある基準または指針に従う必要があります。

■ 照明用ポールの強度計算式(JIL)

速度圧(q)= 1/2×1.23×V2
風力係数(C)×速度圧(q)×受圧面積(A)=風圧力(P)
風圧力(P)×風圧中心高さ(h)=モーメント(M)   (JIL1003:2009より引用)

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